耳介画像鍼治療研究所・風の子堂鍼灸院

耳介画像鍼治療研究所・風の子堂鍼灸院 耳介画像鍼治療研究所・風の子堂鍼灸院, 医療・健康, 八千代台北16-16-8, Yachiyo-shiの連絡先情報、マップ、方向、お問い合わせフォーム、営業時間、サービス、評価、写真、動画、お知らせ。

対応症例の一部
めまい、耳鳴り、嗅覚障害、味覚障害、難聴三叉神経痛、顔面神経麻痺、顎関節症、
機能性ディスペプシア、慢性胃腸症状、
皮膚疾患、アレルギー反応、薬剤副作用、
自律神経失調症、COVID-19後遺症、慢性疲労、不眠、情緒不安

耳介や皮膚をを手がかりに原因に迫ります。

中谷式耳介画像鍼治療とは
耳の皮膚に現れる赤み、くすみ、浮腫、血管拡張などの「皮膚画像所見」を科学的に解析し、全身の状態、特に脳・自律神経・内臓との関連性を可視化・治療へと結びつける、全く新しいスタイルの鍼灸治療です。 耳介画像鍼治療研究所・風の子堂鍼灸院とは

耳介画像鍼治療研究所・風の子堂鍼灸院は、
「身体・皮膚・意識の再生と対話」をテーマに掲げる、治療と研究の統合拠点です。

ここでは、創設者・中谷哲が30年以上にわたって築き上げてきた2つの治療体系、
中谷式耳介画像鍼治療(Nakaya-Style Au

ricular Imaging Acupuncture) と
NAIRM方式・神経反射治療(Nakaya-Style Auricular Imaging Research Method / Neuro-Reflex Regulation Therapy)
を柱に、のべ3万人以上の臨床と1万件超の耳介画像データに基づく治療・研究を行っています。

当院は、単に不調を取り除く場ではなく、
「その人にとって最も自然で最善の回復とは何か」
を共に探求する“再生と調律の場”です。

対応症例の一部

めまい、耳鳴り、嗅覚障害、味覚障害、難聴

三叉神経痛、顔面神経麻痺、顎関節症

機能性ディスペプシア、慢性胃腸症状

皮膚疾患、アレルギー反応、薬剤副作用

自律神経失調症、COVID-19後遺症、慢性疲労、不眠、情緒不安

耳介や皮膚に現れる微細な変化を手がかりに、
**“どこへ行っても原因がわからなかった”**という症状の背景に迫ります。

中谷式耳介画像鍼治療とは

耳の皮膚に現れる赤み、くすみ、浮腫、血管拡張などの「皮膚画像所見」を科学的に解析し、
全身の状態、特に脳・自律神経・内臓との関連性を可視化・治療へと結びつける、
全く新しいスタイルの鍼灸治療です。

皮膚科学、神経生理学、生物熱力学などの知見を統合し、
迷走神経や脳腸相関、情動反射などへの調整を目的としています。

NAIRM方式・神経反射治療とは

Nakaya-Style Auricular Imaging Research Method / Neuro-Reflex Regulation Therapy

この治療法は、皮膚・神経・自律神経・免疫系が連動する身体の神経反射ネットワークに注目し、
微細な皮膚刺激(Fine Tapping Acupuncture:FTA)や温熱刺激(練灸)を用いて、
脊髄神経とその支配領域に働きかけることで、全身の機能的バランスを調整します。

経絡や体性-内臓反射の知見を、現代神経科学・免疫学の枠組みで再解釈したものであり、
東洋医学と現代医学の統合的進化形といえる独自理論です。

診療方針:「研究すること=治る道を見つけること」

問診・耳介画像・皮膚の状態・体の反応・生活背景――
それらすべてを**ひとつの“からだの言葉”**として統合的に読み解き、
その人らしい「治る過程」を共に歩んでいきます。

症状の表面だけでなく、無意識や心の揺らぎまで視野に入れた、
包括的な再調整のアプローチが当院の治療の本質です。

最後に

耳介画像鍼治療研究所・風の子堂鍼灸院は、症状の除去だけでなく、
その人の“生き方そのもの”を丁寧に整える空間です。

身体が発しているかすかなサイン、
心が声にならず抱えている違和感、
それらに耳を澄ませ、共に新しい調和を取り戻していきます。

どうか安心して、そのままのあなたでお越しください。
私たちは、あなたの中にある「声なき声」に、真剣に向き合う準備があります。

耳介画像鍼治療研究所・風の子堂鍼灸院
院長 中谷 哲

ツボは選ぶのではなく現れる ― 「生きた反応」を読むという視点治療で使う部位について考えるとき、まず大切なのは、経穴を先に決めてしまわないということです。ここで挙げられる経穴名は、あくまでも解剖学や神経の理解を助けるための補助的な“言語”に...
25/04/2026

ツボは選ぶのではなく現れる ― 「生きた反応」を読むという視点

治療で使う部位について考えるとき、まず大切なのは、経穴を先に決めてしまわないということです。
ここで挙げられる経穴名は、あくまでも解剖学や神経の理解を助けるための補助的な“言語”にすぎません。

本質は、神経の走行と皮膚知覚の分節にあります。
脛骨神経や腓骨神経が坐骨神経を経由して脊髄神経へとつながり、さらに末梢へと広がるそのライン全体を、治療の対象として捉えていきます。

つまり、経絡や経穴の体系は、位置や機能を把握するための枠組みであり、それに従って機械的に治療を行うものではありません。
判断の基準は一貫して「凝り」の触診所見にあります。

どれほど重要とされる経穴であっても、その部位に反応がなければ、治療対象とはなりません。
逆に、明確な反応がある部位こそが、治療すべきポイントになります。

この考え方を理解するうえで重要なのが、「生きたツボ」と「死んだツボ」という概念です。
触診で硬結や圧痛、温度の変化や皮膚の発赤といった現在進行形の反応がある部位は、生きたツボとして機能します。

一方で、そうした反応が認められない部位は、たとえ教科書に記載されていても、治療効果は限定的になります。

だからこそ、治療において最も重要なのは、身体が発しているサインを正確に読み取ることです。
そのうえで、適切な部位に適切な刺激を加えることが、結果を大きく左右します。

ツボは決められた場所にあるのではなく、その時の身体の中に現れてくるものです。
その反応を見極める力こそが、臨床の質を高める鍵になります。

English Summary

In clinical practice, acupuncture points should not be selected mechanically based on textbook locations. Instead, they serve as a reference for understanding anatomical and neural relationships. The true focus lies in evaluating neural pathways and dermatomal structures, particularly the connections from peripheral nerves to the spinal system. Treatment decisions are based on palpable findings such as stiffness, tenderness, temperature changes, and skin reactions. This leads to the concept of “living points,” where active physiological responses are present, versus “inactive points,” where no reaction is detected. Effective treatment requires accurately identifying these active responses and applying precise stimulation. In this view, acupuncture points are not fixed locations but dynamic expressions of the body’s current state.

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合谷に現れる身体の連関 ― 熱・神経・内臓をつなぐ一点手の甲にある「合谷」は、小さな一点でありながら、全身の状態と深く関わる重要なポイントです。その名前は「合=出会い」「谷=くぼみ」に由来し、第1・第2中手骨の間に形成される形状から名付けら...
23/04/2026

合谷に現れる身体の連関 ― 熱・神経・内臓をつなぐ一点

手の甲にある「合谷」は、小さな一点でありながら、全身の状態と深く関わる重要なポイントです。
その名前は「合=出会い」「谷=くぼみ」に由来し、第1・第2中手骨の間に形成される形状から名付けられています。

この部位には、第一背側骨間筋や母指内転筋が関与し、周囲には血管や神経が密に分布しています。
皮膚知覚としてはC6〜C7領域に関係し、局所でありながら広い範囲の神経反応と結びついています。

合谷の臨床的な意義を考えるうえで重要なのが、「熱の放散」という視点です。
体内で生じた熱を外へ逃がし続けることは、身体機能を維持するための基本です。
顔面に現れる熱症状に対して、合谷から熱を取るという考え方は、この原理に基づいています。

発汗もまた、この熱調整の一部です。
汗が出ない状態では、適切な刺激によって発汗を促し、逆に過剰な発汗には抑制方向へと調整することが可能です。
発汗は単なる現象ではなく、全身状態を反映する重要なサインとして捉える必要があります。

また、多汗症には精神性や味覚性、あるいは内分泌的背景を持つものなどがあり、その評価には慎重な視点が求められます。
とくに、環境や運動と無関係に現れる局所的な発汗は、日常生活に影響を及ぼす重要な問題となります。

さらに、合谷は自律神経系とも密接に関係しています。
手の神経は頸部で集約され、そこは脳からの神経と迷走神経が交差する重要な領域です。
この連関を通じて、手の刺激が頸部、さらには内臓へと影響を及ぼします。

迷走神経は胸腹部の臓器機能に深く関わるため、頸部の状態が腹部症状や呼吸器症状に影響することもあります。
咳のような症状であっても、呼吸器だけでなく、頸部や内臓との関係を含めて評価する必要があります。

また、合谷は顔面や口腔領域の症状にも関係し、婦人科系の問題や月経の変化とも関わりを持つとされています。
これは単なる局所刺激ではなく、神経系全体の調整として理解する必要があります。

実際の施術では、単に位置を取るのではなく、「凝り」の反応を正確に捉えることが重要です。
凝りは、熱が滞留し、筋タンパク質が変性して硬くなった状態であり、その部位を的確に選ぶことが治療効果を左右します。

刺針においては、深部に到達した際に血管の拍動や発汗が変化することがあり、これも自律神経反応の一つの指標となります。
適切な深さと体位、そして安全管理を徹底することが求められます。

さらに、合谷への持続刺激によって歯髄反応が低下し、麻酔様の作用が現れる例も報告されています。
これは神経反応の変化として理解されるものであり、臨床においても重要な示唆を与えます。

合谷は、熱、神経、自律神経、内臓機能をつなぐ重要な結節点です。
その作用を正確に理解し、適切に用いることが、全身調整の鍵となります。

English Summary

LI4 (Hegu) is a key acupuncture point located between the first and second metacarpal bones, closely associated with muscles, blood vessels, and nerves in the C6–C7 dermatome. It plays an important role in heat regulation by promoting or suppressing sweating, reflecting its influence on the autonomic nervous system. Neural pathways from the hand connect to the cervical region and vagus nerve, allowing stimulation at LI4 to affect internal organs. Clinically, identifying localized tension (“kori”) is essential, as it represents heat retention and tissue changes. Stimulation of LI4 can induce measurable autonomic responses and even analgesic-like effects, highlighting its integrative role in regulating body systems.

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その不調、水の流れが原因かもしれません冷房が効き始めるこの時期、足元の冷えを感じる方が増えてきます。足が冷えると血流が低下し、その影響は全身の流れに及びます。最近よく聞かれるのが、耳が詰まる感じや動悸、むくみ、ふらつきといった症状です。一見...
21/04/2026

その不調、水の流れが原因かもしれません

冷房が効き始めるこの時期、足元の冷えを感じる方が増えてきます。
足が冷えると血流が低下し、その影響は全身の流れに及びます。
最近よく聞かれるのが、耳が詰まる感じや動悸、むくみ、ふらつきといった症状です。
一見すると、それぞれ別の問題のように見えますが、東洋医学の視点では、これらは「からだの中の水の流れ」に関わる一連の変化として捉えられます。
この水の流れが滞ると、さまざまな形で不調が現れます。
逆に言えば、この流れが整うと、複数の症状が同時に軽減していくことも少なくありません。
ただし、こうした症状の中には、重大な疾患が隠れている可能性もあります。
必要な検査を受けることは大切であり、そのうえで異常が見つからない場合には、別の視点からのアプローチが重要になります。
現代医学と鍼灸は対立するものではなく、それぞれの特性を活かして補い合う関係にあります。
血流を改善するという点においては、共通した目的を持っています。
血流は、薬を運び、修復に必要な物質を届ける役割を担っています。
鍼灸は、体の凝りを取り除くことで、この流れを整える専門的な方法といえます。
また、水の流れに関係する症状として見逃せないのが咳です。
東洋医学では、肺は呼吸だけでなく、体の上に集まった水を下に戻す働きを担うと考えられています。
この働きが低下すると、水がうまく下がらず、口から排出される形になります。
これが咳として現れるという捉え方です。
こうして見ると、水の流れは血流と同様に重要な要素であることが分かります。
体内に余分な水を溜めないことが、症状の予防や改善につながります。
日常生活で気をつけたいのは、冷たい飲み物の取り方です。
特に冷えたお茶やコーヒーを習慣的に飲むことは、水の滞りを助長する要因になる場合があります。
もちろん、体質によって影響の出方は異なります。
すべての人に同じ方法が合うわけではありませんが、何か症状を感じている場合には、一度見直してみる価値はあります。
無理に我慢するのではなく、自分の体に合った方法を見つけていくことが大切です。
参考までに、黒豆を煮て、その煮汁と一緒に摂る方法もあります。
利尿の働きにより、水の流れを助け、症状の軽減が期待できます。
身近なところから整えていくことで、体の変化は確実に現れてきます。

English Summary
During colder seasons with increased air conditioning, reduced circulation in the feet can affect the entire body. Symptoms such as ear fullness, palpitations, swelling, and dizziness may appear unrelated but can be understood as disturbances in the body’s fluid flow from a traditional medical perspective. Improving this flow can alleviate multiple symptoms simultaneously. While serious conditions must be ruled out through medical evaluation, complementary approaches such as acupuncture can help restore circulation by reducing muscular tension. In this framework, even coughing is seen as a mechanism related to fluid regulation. Managing fluid balance, including avoiding excessive intake of cold beverages, can support overall health. Simple methods like consuming black beans, known for their diuretic effect, may also help improve symptoms.

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「力」が神経を動かす ― 鍼刺激と記憶の新しい理解神経の情報伝達というと、電気や化学を思い浮かべる方が多いと思います。しかし近年、「力」そのものが情報の媒体として働いていることが分かってきました。最近の研究では、記憶の形成という脳の働きにも...
21/04/2026

「力」が神経を動かす ― 鍼刺激と記憶の新しい理解

神経の情報伝達というと、電気や化学を思い浮かべる方が多いと思います。
しかし近年、「力」そのものが情報の媒体として働いていることが分かってきました。

最近の研究では、記憶の形成という脳の働きにも、この力学的な作用が関与している可能性が示されています。

長期記憶の形成では、シナプスにある樹状突起スパインの形が変化します。
さらに、このスパインが物理的な力でシナプス前部に作用し、神経伝達物質の放出を増やす現象が確認されています。

これは圧感覚と呼ばれ、従来の電気的・化学的な伝達に加えて、「力学的伝達」という新しい視点を示すものです。

この観点から見ると、鍼や円皮鍼は、皮膚へのごく微細な圧刺激を通して神経や脳に働きかけていると考えられます。
単なる刺激ではなく、記憶にまで影響しうる情報として作用している可能性があるということです。

また、皮膚への圧によって発汗が変化する反射も知られています。
ある部位では発汗が抑えられ、別の部位では促進されるというこの反応は、皮膚刺激が自律神経に影響していることを示しています。

さらに、細胞自体も機械的な刺激を感知しています。
押す、引く、曲げるといった力が加わることで、細胞は形態や分裂、再生といった反応を起こします。

つまり、皮膚に加えられたわずかな力は、神経、細胞、そして脳へと連続的に伝わっていくのです。

鍼刺激を局所の刺激としてではなく、力覚を介した生体調整として捉えること。
この視点が、これからの臨床と理論をつなぐ重要な鍵になると考えられます。

English Summary

Recent neuroscience has revealed that mechanical force, in addition to electrical and chemical signaling, plays a key role in neural communication. Studies suggest that during memory formation, dendritic spines exert physical force on synapses, increasing neurotransmitter release through mechanosensation. This introduces mechanical signaling as a third mode of information transmission. From this perspective, acupuncture can be understood as a method that influences the nervous system and brain through subtle mechanical stimulation of the skin. Skin pressure also affects autonomic responses such as sweating, and even cells respond to mechanical forces by altering their behavior. Thus, mechanical force acts as a continuous link connecting the skin, cells, nervous system, and brain.

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足の一点が全身をつなぐ ― 足臨泣に現れる身体のサイン足の甲にある「足臨泣」というツボは、一見すると小さな一点ですが、体の側面に現れる症状と深く関わり、身体の側面同士をつないでいる重要なポイントです。場所は、足の小指側、第4と第5の中足骨の...
17/04/2026

足の一点が全身をつなぐ ― 足臨泣に現れる身体のサイン
足の甲にある「足臨泣」というツボは、一見すると小さな一点ですが、体の側面に現れる症状と深く関わり、身体の側面同士をつないでいる重要なポイントです。
場所は、足の小指側、第4と第5の中足骨の間にある少しくぼんだところです。
腱と骨が重なるため少し取りにくいのですが、その分、的確に刺激すると非常に反応が出やすいポイントでもあります。
この部位の特徴は、神経との関係の深さにあります。
ここに現れる反応は、腰の下部、特に仙骨周辺の状態と連動していることが多く、足の小指側の違和感として現れることもあります。
長時間立っていたり、よく歩いた後に、このあたりが硬くなる経験がある方も多いのではないでしょうか。
それは単なる足の疲れではなく、神経や筋肉のバランスの変化が反映されているサインでもあります。
足臨泣は、体の側面を流れる胆経という経絡上にあります。
そのため、目の外側の痛みやめまい、脇腹の張り、首や胸の外側の違和感など、身体の側面に出る症状と関係が深いのが特徴です。
さらに、このツボは帯脈という腰回りを一周する流れともつながっています。
その影響から、月経の不調や骨盤内の問題、さらには尿のトラブルなどにも関与することがあります。
実際、足への刺激は神経を通じて骨盤内にも影響を及ぼします。
足臨泣にしっかり刺激が入ると、足裏まで響くような感覚が出ることがありますが、これは脛骨神経へ情報が伝達されたことを意味しており、骨盤底筋群への効果も期待できる状態と考えられます。
治療のポイントは、骨の間にある筋肉、いわゆる骨間筋をしっかりゆるめることです。
ここが整うと、足の軽さが大きく変わり、全身のバランスも整いやすくなります。
一方で、この場所は非常に敏感な部位でもあります。
武道では急所として使われるほどで、強い圧はかえって逆効果になることもあります。
首や脇、乳房の痛みやしこりなど、とくに体の側面に出ている症状に対応するポイントではありますが、こうした症状に対しては自己判断に頼らず、必要に応じて専門医の診察を受けることも重要です。
鍼灸は西洋医学と対立するものではなく、補い合う関係の中でこそ力を発揮します。
足の一点に触れることで、身体全体のつながりが見えてくる。
足臨泣は、そのことを教えてくれる非常に象徴的なツボといえるでしょう。
English Summary
The acupuncture point “Ashirin-kyu” (located between the 4th and 5th metatarsal bones) is closely related to symptoms along the lateral side of the body. It connects these regions functionally through neural and meridian pathways. Stimulation of this point can influence the tibial nerve and potentially affect pelvic floor muscles. It is particularly relevant for lateral symptoms such as pain or lumps in the neck, armpit, and breast areas. However, such symptoms should not be self-diagnosed, and proper medical evaluation is important. Ashirin-kyu illustrates how a single point on the foot can reflect and influence the entire body system.
しんきゅうコンパス
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【2026年度 初級講座 開催のお知らせ】耳介画像鍼・練灸治療研究会による初級講座(全2回)を開催いたします。NAIRM方式神経反射治療および中谷式耳介画像鍼治療を、理論と実技の両面から学べる講座です。――――――――――――――――■日程...
10/04/2026

【2026年度 初級講座 開催のお知らせ】

耳介画像鍼・練灸治療研究会による
初級講座(全2回)を開催いたします。

NAIRM方式神経反射治療および
中谷式耳介画像鍼治療を、理論と実技の両面から学べる講座です。

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■日程(各日程 全2回)
A日程:2026年5月17日・6月21日
B日程:2026年8月16日・9月13日
C日程:2026年11月22日・12月20日

時間:10:00~16:30
※9:45より入場可能

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■会場
東京メディカル・スポーツ専門学校
(東京メトロ東西線「西葛西」駅 徒歩5分)
※使用教室は毎回異なります

――――――――――――――――

■受講費(全2回分)
・鍼灸師:40,000円
・鍼灸学科学生:30,000円
※当日会場にて現金払い

――――――――――――――――

■講師
中谷 哲
中筋 弘美
嶋田 恭子
小池 俊治
唐澤 冨美子
種田 史洋
後藤 直美

――――――――――――――――

■使用テキスト
・NAIRM方式 神経反射治療 手順解説編
・中谷式 耳介画像鍼治療 理論と実技

――――――――――――――――

■備考
・初級全2回受講後、修了証を発行いたします
・修了者は中級講座の受講が可能となります
・学生の方は初回当日に学生証をご持参ください

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▼お申し込み
ポスター内のQRコードよりお願いいたします

膝の裏がすべてを語る ―「委中」と腰痛・神経の深い関係膝の裏にある「委中」というツボは、単なる局所のポイントではありません。ここには、腰や臀部の筋肉はもちろん、大腸などの内臓、骨盤内の臓器、泌尿器などの状態が現れてきます。「委中」は、膝を曲...
10/04/2026

膝の裏がすべてを語る ―「委中」と腰痛・神経の深い関係

膝の裏にある「委中」というツボは、単なる局所のポイントではありません。
ここには、腰や臀部の筋肉はもちろん、大腸などの内臓、骨盤内の臓器、泌尿器などの状態が現れてきます。

「委中」は、膝を曲げたときに最もへこむ部分、いわゆる膝裏の中央にあります。
この場所には、重要な血管や神経が密集しており、坐骨神経から分かれる神経も通過しています。

特徴的なのは、この部位には厚い筋肉のクッションが少ないという点です。
そのため、鍼やお灸の刺激がダイレクトに伝わりやすく、非常に反応が出やすい場所でもあります。

実際に触れてみると、膝裏の状態には個人差がはっきりと現れます。
柔らかい人もいれば、神経の走行に沿って硬さや違和感が出ている人もいます。

ここで重要なのは、膝裏の反応は単なる局所の問題ではないということです。

この領域は、腰や仙骨とつながる神経の通り道でもあります。
そのため、委中の変化は腰の状態や骨盤内の問題とも深く関係しています。

実際、腰痛の多くは明確な原因が特定できない「非特異的腰痛」と呼ばれています。
これは筋肉や関節だけでなく、神経、内臓、さらにはストレスなど、複数の要因が絡み合っているためです。

たとえば、長時間の姿勢の崩れは筋肉のバランスを乱し、血流を低下させます。
また、内臓の不調が反射的に腰の緊張を生むこともあります。
さらに、痛みの記憶そのものが残り、身体に異常がなくても再び痛みが出ることもあります。

こうした背景を考えると、膝裏の状態をみることは、身体全体のバランスを知る手がかりになります。

また、ふくらはぎのこむら返りも、この領域と深く関係しています。
これは筋肉の収縮と弛緩のバランスが崩れ、神経の興奮が過剰になった状態です。

水分や電解質の不足、冷え、血流低下、筋疲労などが重なることで起こりやすくなります。
特に明け方に起こるのは、体温や循環が低下するためです。

鍼灸治療は、こうした状態に対して血流を改善し、神経の過剰な興奮を整える働きがあります。
その結果、筋肉の柔軟性が回復し、痛みや痙攣の改善につながります。

委中という一点を通して見えてくるのは、身体は部分ではなく、全体でつながっているという事実です。
膝の裏に触れることが、腰や内臓、そして神経の状態を読み解く入口になるのです。

English Summary

The acupuncture point “Weizhong” (located at the center of the back of the knee) reflects not only local conditions but also the state of the lower back, gluteal muscles, internal organs such as the intestines, pelvic organs, and urinary system. This area contains important nerves and blood vessels, making it highly responsive to stimulation. Changes in this region are closely related to the lower back and pelvis. Most low back pain is non-specific and involves multiple factors such as muscle imbalance, stress, and neural mechanisms. Muscle cramps are also linked to nerve excitability and circulation. Acupuncture helps improve blood flow and regulate nerve activity, restoring balance in the body. The Weizhong point demonstrates how the body functions as an interconnected system.

しんきゅうコンパス
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なぜ痛みは続くのか ―「脳が作る痛み」という視点痛みは、ケガや炎症だけで起こるものだと思われがちです。しかし実際には、痛みは「脳が作る体験」でもあります。たとえば慢性腰痛の方では、「また痛くなるかもしれない」「この動きは怖い」といった記憶や...
09/04/2026

なぜ痛みは続くのか ―「脳が作る痛み」という視点

痛みは、ケガや炎症だけで起こるものだと思われがちです。
しかし実際には、痛みは「脳が作る体験」でもあります。

たとえば慢性腰痛の方では、

「また痛くなるかもしれない」
「この動きは怖い」

といった記憶や不安がきっかけとなり、新たな痛みが生まれることがあります。
つまり痛みは、感覚だけでなく、記憶と感情が組み合わさってできているものなのです。

ここで重要になるのが「注意」です。

痛みに意識を向けるほど、その痛みは実際以上に強く感じられます。
逆に、何かに集中しているときには、同じ刺激でも痛みは軽く感じられます。

これは、痛みが脳の中で構築されている証拠です。

さらに、不安やストレス、怒りや孤独といった感情は、痛みを長引かせる大きな要因になります。
とくに「どうせ治らない」といった悲観的な思考は、痛みを慢性化させる方向に働きます。

近年の研究では、「デフォルトモードネットワーク(DMN)」という脳の働きが注目されています。
これは、ぼんやりしているときや、自分のことを考えているときに働くネットワークです。

この機能が低下すると、不安や恐怖、痛みの予期が強まり、痛みが続きやすくなることが分かっています。

また、このネットワークと「痛みを抑える仕組み(下行性疼痛抑制系)」のつながりが強い人は、体内で作られる鎮痛物質(エンドルフィンなど)によって、痛みが自然に抑えられやすい状態にあります。

国際疼痛学会は、痛みを「不快な感覚であり、同時に情動的な体験」と定義しています。
つまり、痛みは必ずしも体の異常だけで説明できるものではないのです。

慢性痛の本質は、「学習された痛み」ともいえます。
過去の経験が記憶と結びつき、似た状況で再び再生されてしまうのです。

だからこそ治療は、体だけでなく、記憶・注意・感情といった脳の回路そのものを整える必要があります。

その方法として、瞑想、認知行動療法(CBT)、EFT(タッピング療法)などが注目されています。
特にEFTは、皮膚への軽い刺激と意識の働きを組み合わせ、感情と身体反応を同時に再調整する方法です。

痛みとは固定されたものではなく、変化しうる体験です。
その仕組みを理解することが、回復への第一歩になります。

その意味で、NAIRM方式神経反射治療では、FTA(Fine Tapping Acupuncture)を治療の始めに行うのです。

English Summary

Pain is not only a physical response but a subjective experience shaped by memory, attention, and emotion. In chronic pain, fear and past experiences can trigger new pain sensations. Brain networks such as the default mode network (DMN) and descending pain modulation systems influence how pain is perceived and regulated. Emotional factors like anxiety and stress can prolong pain, while approaches such as meditation, CBT, and EFT help reorganize these neural pathways. Chronic pain can be understood as a learned experience, meaning it can also be changed. In this context, NAIRM therapy begins with Fine Tapping Acupuncture (FTA) to modulate these neural and emotional processes from the outset.

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なぜ鍼灸は「気持ちいい」のか ― 報酬系と日本人の脳の特性鍼やお灸というと、「痛そう」「熱そう」という印象を持つ方が多いかもしれません。しかし実際には、適度な痛みや熱さは、むしろ快感へと変わる性質を持っています。この背景にあるのが、脳の「報...
04/04/2026

なぜ鍼灸は「気持ちいい」のか ― 報酬系と日本人の脳の特性

鍼やお灸というと、「痛そう」「熱そう」という印象を持つ方が多いかもしれません。
しかし実際には、適度な痛みや熱さは、むしろ快感へと変わる性質を持っています。

この背景にあるのが、脳の「報酬系」の働きです。

たとえば、何もない場所を強く掻けばただ痛いだけですが、
虫刺されの部分を掻くと心地よく感じます。

これは、刺激が「ちょうどよい範囲」に入ったとき、
脳がそれを快として処理するためです。

鍼灸も同様で、繰り返し施術を受けるうちに、

「治療を受ける」という期待そのものが、報酬系を活性化させる

ようになります。

つまり効果は、単なる物理刺激だけでなく、
脳の認識とセットで増幅されていくのです。

この仕組みは、すでに医療の現場でも応用されています。

アメリカでは、依存症やPTSDの回復支援として鍼灸が用いられており、
薬に頼らず報酬系を調整する方法として注目されています。

カウンセリング単独と比較して、
再発率が低いという報告もあるのです。

さらに興味深いのは、「期待」が身体を変える現象です。

長年通っていた患者が、来院できない状況で
施術者の名前を思い浮かべながら膝をさすったところ、
痛みが軽減したという例があります。

また、治療院の土を持ち帰るだけで改善したという話も残っています。

一見すると不思議な話ですが、

脳は“意味づけ”によって身体反応を変える

という視点から見れば、十分に説明可能です。

私たちの身体感覚は、単なる物理的な現象ではありません。
脳の知覚と解釈によって作られています。

だからこそ、

脳の認識が変われば、身体も変わる

のです。

ここでさらに重要になるのが、脳内ホルモンのバランスです。

快感や意欲に関わるドーパミン、
不安や緊張に関わるノルアドレナリン、
そしてそのバランスを調整するセロトニン。

この三つの関係が、私たちの感じ方や行動を大きく左右しています。

興味深いことに、このバランスには民族的な傾向もあるといわれています。

欧米ではドーパミン優位の傾向が強く、
喜びや達成を外に表現する文化が発達しています。

一方、日本人はノルアドレナリン優位とされ、
不安を先に捉え、慎重に物事を整える性質を持っています。

この違いは、ものづくりにも現れます。

革新を生み出す力と、
それを安全に洗練させる力。

どちらも重要であり、
その背景には脳の働きと環境の歴史が関係しています。

そして日本では、もう一つ大きな要素があります。

それが「不安とともに生きてきた歴史」です。

地震や台風などの自然災害の中で、
人々は常に不確実性と向き合ってきました。

その中で発達してきたのが、

不安を鎮め、心身を整えるための文化です。

鍼灸や祈りといった行為もまた、
こうした背景の中で磨かれてきたものです。

単なる治療ではなく、

脳と身体の関係を調整する技術として、長い時間をかけて洗練されてきた智慧

といえるでしょう。

English Summary

Acupuncture and moxibustion may seem painful, but mild stimulation can activate the brain’s reward system, producing pleasant sensations. Repeated treatments enhance this effect through expectation, showing that therapeutic outcomes are influenced not only by physical stimulation but also by brain perception. In the U.S., acupuncture is used for addiction and PTSD, helping regulate reward pathways without medication. Neurochemicals such as dopamine, noradrenaline, and serotonin shape emotional balance, and cultural tendencies influence how these systems function. In Japan, a history of living with uncertainty has fostered practices like acupuncture and prayer as methods to regulate both mind and body.

なぜ「身柱」は呼吸・神経・炎症に効くのか ― 背部反射と神経経路の交差点背中のある一点が、呼吸・神経・炎症にまで影響を及ぼします。それが経穴「身柱(しんちゅう)」です。身柱とは、「身体を支える柱」という意味を持ち、脊柱の中心に位置する極めて...
03/04/2026

なぜ「身柱」は呼吸・神経・炎症に効くのか ― 背部反射と神経経路の交差点

背中のある一点が、呼吸・神経・炎症にまで影響を及ぼします。
それが経穴「身柱(しんちゅう)」です。

身柱とは、「身体を支える柱」という意味を持ち、
脊柱の中心に位置する極めて重要なポイントです。

位置は、第3胸椎棘突起の下。
ちょうど肩甲骨の高さにあり、

表層には僧帽筋、
深層には菱形筋群が存在し、

血管・神経ともに密集する解剖学的な要所です。

この部位が重要となる理由は、
単なる筋肉の問題ではありません。

身柱周辺は、腕の動きや首の支持による負荷が集中しやすく、
さらに現代ではスマートフォンや細かな作業によって、慢性的なストレスが蓄積する部位でもあります。

加えて、ここには重要な神経学的背景があります。

脊髄神経の後枝の走行は、
経絡でいう膀胱経とほぼ一致しており、

一方で前枝は肋間を通り、胸部や内臓と関係しています。

つまり、

内臓の異常が、背中の凝りや痛みとして現れる(関連痛)

という構造が、この部位には明確に存在しています。

実際の臨床では、身柱は次のような症状に応用されます。

咳嗽や気管支喘息では、
激しい咳によってこの部位の筋緊張が高まり、呼吸をさらに悪化させる悪循環が生じます。

ここにお灸を行うことで、
肺の背面に相当する領域へ直接的に作用し、呼吸機能の改善が期待できます。

また、炎症性疾患に対しても重要なポイントです。

皮膚の化膿や蜂窩織炎といった状態では、
温熱刺激によって血流が改善され、免疫細胞の集積や排膿が促進されます。

さらに鍼刺激は、
異物反応として免疫系を活性化させる作用を持ちます。

興味深いのは、国家試験では感染や発熱が禁忌とされる一方で、
実際の臨床では古くから炎症に対して高い効果が確認されてきたという点です。

小児においても、この部位は重要です。

いわゆる「ちりげの灸」として知られる方法では、
身柱に軽い温熱刺激を加えることで、子どもの様々な不調を整えます。

成長に伴い、身体のストレスの中心は上部から下部へ移動するため、
治療点もそれに応じて変化させる必要があります。

結論として、

身柱とは単なる局所のツボではなく、

筋・神経・内臓・免疫が交差する統合ポイントです。

背中に現れる反応を読むことは、
身体内部の状態を読み取ることに他なりません。

English Summary

The acupoint “Shinchu” (GV12), located below the third thoracic vertebra, plays a crucial role in regulating respiration, autonomic function, and inflammatory responses. Anatomically, it lies in a region rich in muscles, blood vessels, and nerve branches. The posterior branches of spinal nerves align with the Bladder meridian, while anterior branches connect to thoracic organs, explaining referred pain from internal dysfunctions. Clinically, stimulation of this point is effective for respiratory conditions such as cough and asthma, as well as inflammatory skin disorders, by improving circulation and activating immune responses. In children, gentle moxibustion at this point is widely used. Shinchu represents an integrated node where musculoskeletal, neural, visceral, and immune systems intersect.

しんきゅうコンパス

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風の子堂鍼灸院

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病気とは何か ― エネルギーと秩序の破綻という視点病気とは何か。それは単なる臓器の機能不全や局所的な病変ではない。生命活動によって生み出された熱エネルギーを体外へ適切に放出できなくなり、体内に滞留させてしまう状態であり、その結果として生体内...
02/04/2026

病気とは何か ― エネルギーと秩序の破綻という視点

病気とは何か。
それは単なる臓器の機能不全や局所的な病変ではない。

生命活動によって生み出された熱エネルギーを体外へ適切に放出できなくなり、体内に滞留させてしまう状態であり、その結果として生体内の秩序が崩壊し、エントロピーが増大していく過程そのものである。

したがって病気は、局所ではなく、全身のエネルギーバランスの破綻として理解されるべきである。

本来、生体は摂取した栄養をエネルギーへと変換し、その代謝過程で生じる余剰な熱を、


呼気
皮膚からの放熱
排泄

といった多様な経路を通じて外部へ放出している。

この熱処理が円滑に行われている限り、体内の恒常性(ホメオスタシス)は維持され、生命活動は秩序のもとに保たれる。

しかし、身体的・精神的負荷、環境の急激な変化、加齢による代謝機能の低下などによって、この放熱機構が破綻すると、体内に過剰な熱が蓄積する。

その結果、細胞レベルでは代謝の不均衡が生じ、組織間の協調性が失われ、全体としての秩序が崩れていく。
これが、エントロピーの増大として現れる病的状態である。

NAIRM方式(Nakaya-style Auricular Imaging Research Method)では、病気を次のように定義している。

「病気とは、生命活動によって発生した熱(エネルギー)を適切に体外に排出することができなくなった状態であり、その結果として体内秩序が乱れ、エントロピーが増大し、生理的バランス(ホメオスタシス)が崩れていくプロセスである。」

この定義が示す本質は、
病気とはエネルギー処理の失敗であるという点にある。

体温、血流、皮膚の緊張、内臓のリズムといった生体反応は、すべてエネルギーの生成と放出のバランスの上に成り立っている。

このバランスが破綻したとき、はじめて症状として現れる。

したがって治療とは、単に症状を取り除くことではない。
滞った熱の排出経路を回復させ、失われた秩序を再構築する過程である。

病気をどのように定義するかによって、治療の方向性は大きく変わる。
その本質は、常に「エネルギーと秩序」にあるのである。

English Summary

Disease can be understood not simply as organ dysfunction or localized pathology, but as a failure of the body to properly dissipate the heat energy generated by metabolic activity. When excess heat cannot be released, it accumulates within the body, leading to a breakdown of internal order and an increase in entropy. Under normal conditions, the body maintains homeostasis by releasing heat through mechanisms such as sweating, respiration, and excretion. However, physical or mental stress, environmental changes, and aging can disrupt this process, resulting in metabolic imbalance and systemic dysfunction. In the NAIRM framework, disease is defined as a process in which impaired energy dissipation leads to the collapse of physiological balance. Therefore, treatment involves restoring the pathways of heat release and reestablishing internal order.

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耳は「熱の出口」であり「身体の表示板」である人間の耳には、体内の熱を外へ逃がす機能の名残が、はっきりと認められる。そのわかりやすい例が、緊張や羞恥を感じたときに、耳や顔が急に赤くなる現象である。これは単なる心理的な変化ではなく、「羞恥反応」...
02/04/2026

耳は「熱の出口」であり「身体の表示板」である

人間の耳には、体内の熱を外へ逃がす機能の名残が、はっきりと認められる。

そのわかりやすい例が、緊張や羞恥を感じたときに、耳や顔が急に赤くなる現象である。
これは単なる心理的な変化ではなく、「羞恥反応」と呼ばれる生理現象であり、感情的な刺激によって自律神経が反応した結果として起こる。

強い感情が生じると交感神経が活性化し、身体は瞬時に戦闘・逃避反応へと移行する。
その際、循環動態が変化し、皮膚の薄い部位――とくに耳や顔の毛細血管が拡張する。

血流量が増加し、血液の赤色が皮膚を透して見えることで、耳が赤くなるのである。

この反応は、体温調節機構とも密接に関係している。
つまり、耳の変化は特殊な体質の問題ではなく、誰にでも起こり得る自然な生理反応である。

また、気温が高いときに耳が熱く感じられるのも同様で、
これは体内の熱を外へ逃がそうとする調整作用の一つである。

耳介は血管が豊富で皮膚も薄いため、血流の変化が外から観察しやすい。
そのため、身体内部の状態が、非常に表れやすい部位でもある。

精神的ストレスや慢性的な緊張、自律神経の乱れがある場合、耳にはさまざまな変化が現れる。

発赤
むくみ
冷感
湿潤
色調の変化

これらは一見すると局所的な皮膚の問題のように見えるが、実際には中枢神経や自律神経の状態を反映した全身的な反応である。

このように考えると、耳は単なる末梢の器官ではない。

**脳と全身の状態を外側に映し出す「表示板」**であり、
同時に、体内にこもった熱を外へ導く「出口」でもある。

耳を観るということは、身体の内側を観ることに他ならないのである。

English Summary

The human ear retains a clear function as a pathway for heat dissipation. A common example is the reddening of the ears during emotional states such as embarrassment or stress. This is not merely psychological, but a physiological response mediated by the autonomic nervous system, particularly sympathetic activation, which increases blood flow to superficial vessels in the ear. Because the auricle has thin skin and rich vascularization, it visibly reflects changes in circulation and thermoregulation. Variations such as redness, swelling, coldness, or moisture are not just local skin reactions but indicators of systemic autonomic and central nervous activity. Therefore, the ear can be understood not only as a peripheral structure but as a “display” of internal bodily states and a functional outlet for excess heat.

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住所

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2760031

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木曜日 10:00 - 12:00
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