05/08/2012
私は【整体】屋です。
そう話すと、良く受ける質問にこんなものがあります。
「整体、接骨院(整骨院)、整形外科、マッサージ、似たような業種がいっぱいあるけど、どう違うの?」
今日は、わかりにくい違いについて解説します。
【整形外科】
これはわかりやすいですね。病院の科です。当然医師が診察します。
レントゲンやCT、MRIなど全ての医療機器を使えますし、手術もします。
薬も処方されます。
わかりやすい例をあげれば、椎間板ヘルニアなどで手術をするとなれば
整形外科以外では当然出来ませんね。
または、重篤な骨折などでも整形外科の出番でしょう。
慢性的な筋肉のハリや痛み、理由不明のしびれなど、検査機器で
検出出来ない症状に関しては痛み止めを処方されるだけの事も多く
病院選びが非常に難しい所以と言えるでしょう。
【接骨院】
整骨院となっている場合もあります。
これは、柔道整復師という国家資格を持った者が開く治療院です。
保険診療が出来るのが特徴で、安価な場合が多いです。
元々は戦後の医師不足の際、怪我の初期治療をする事を目的に
設けられた資格です。
湿布などの一部を除き、薬の処方はほとんどされません。
基本は怪我をした時に通う所であり、年配の方は「骨接ぎ」という
響きが懐かしいでしょう。
しかし、放射線を使う器材を使えない事などから、怪我の際には
病院に行く方が増えています。
自由診察(全額を自分で払う)で良ければ、肩こりや慢性的な腰痛
なども診てもらえる接骨院がほとんどです。
ですが実際は・・・。
ここであまり悪口を言いたくないので「接骨院 違法診療」とでも
ネットで検索してみて下さい^^;
【マッサージ】
あんまマッサージ師という国家資格者です。
この国家資格者だけが、マッサージという言葉を使えます。
実際はHP等で違法に使われている場合が多いのですが・・・。
柔道整復師と同じ国家資格者なのですが、保険を使う事はほとんど
無く、自由診察(全額を利用者が払う)が多いです。
リラクゼーションやリフレクソロジーといった業種もありますが
こちらは民間の資格であり、マッサージとは区別されます。
【整体】
その名の通り、身体の調子を整える手技(機械を使う方もいます)
を使う業種のほとんどを指します。
カイロプラクティックなども整体に含まれます。
民間資格者の事を指します。
当然、保険診療は無く、自由診察のみです。
薬も処方出来ません。
その技法があまりにも広範囲にわたるため「これが整体の
スタンダード」といったものが存在しません。
民間資格の弱点であると思います。
簡単に言うと、各々独自の技法がありそれを学ぶだけだからです。
それゆえに「行ってみないとわからない」という最大の弱点が
あります。
HPや、口コミなど色々な角度のツールを使って探してみて、
信頼出来そうな整体院を探すのがコツです。
電話もしてみた方が良いでしょう。
電話応対が悪い所にろくな整体院はありません。
(仮に忙しくても、折り返しの電話をくれるでしょう)
現在は、病院で良くならない痛みや不快感、痺れなどを治したい
方や酷い肩こりなどを良くするのに、既存のマッサージでは
満足出来ない方が利用する。というのが整体の利用法として
スタンダードになりつつあると思われます。
以上、簡単ですがまとめてみました。
わかりやすく、専門用語などはわかりやすい言葉に直してあります。
結局の所、一番の違いは【国家資格】と【民間資格】の違いです。
〈整体〉で資格について聞いてみて、話を濁すようだったら要注意です。
民間資格であっても、しっかりと学んだ自信があれば誤魔化す
必要はありませんから。
これからも、症状によってどこに行けば良いかなど、色々書いて
いければと思います。
質問もいつでも大歓迎します!!