30/04/2026
今日の生活習慣は肩こりや腰痛をおこしやすいようになっています。たとえば、机に向かって猫背で首が前に傾いた姿勢を長く続けると首や肩の筋肉が緊張します。あるいは、腕を宙に浮かせた姿勢をつづけるために、僧帽筋を連続的に緊張させて肩こりをおこします。
腰痛も、脊柱起立筋などの筋肉の緊張が長く続くと、血行が悪くなって、老廃物がたまり、そのまわりの神経を刺激して痛みをおこすのです。また、慢性の腰痛は、自律神経の失調のために起こりやすくなります。精神的ストレスが重なると無意識的に筋肉が緊張するものです。
たえず緊張している筋肉は硬くなってしまいます。その結果筋肉内部の圧力が高まり、筋肉の中を走っている血管を圧迫するために、血液の流れが悪くなります。血行が悪くなると酸素の供給が不十分になって、筋肉の収縮に必要とされるブドウ糖の不完全燃焼をおこします。さらにこの筋肉の緊張状態を長引かせておくとそこに炎症がおこり、痛みにまで発展していくのです。
筋肉をゆるやかに伸ばすことで多くの腰痛、肩こりは治療できるし、予防もできます。
腰痛、肩こりの原因となるものに次のようなことが考えられます。
①不自然な姿勢
ふつう骨盤は前方に約30度傾いています。その傾きが大きくなって脊柱前彎(せきちゅうぜんわん)という変形を起こし、腰に痛みをもたらすことがあります。
②運動不足
歩かないと足腰の筋肉が弱くなると同時に関節の可動域も小さくなっていきます。関節に接している筋肉や靱帯などの結合組織が正常に働かなくなれば関節の可動域は限定されてしまいます。その結果、足腰を支える脊柱起立筋への負担は大きくなります。健康を維持するためには関節の可動域を大きく保つことが大切です。また、運動不足によって血行が悪くなることも多くの人は気づいていません。
③精神的緊張
筋肉の興奮を大脳に伝える神経を知覚神経と呼びます。いつも神経をはりつめている生活では、首や肩の筋肉は相当緊張するものです。私たちの気持をイライラさせているのは、知覚神経がいつも興奮させられるからです。その興奮が脳に送られてイライラを増幅します。
ほとんどの腰痛、肩こりは筋肉をゆるやかに伸ばすことによって解消されます。なぜならば、それらの共通した問題点は、柔軟性の欠如、筋の過緊張といったものだからです。